水晶のさざれを買った理由。


 水晶のさざれ。
 世の中では天然石の浄化に使うらしい。
 我が家で水晶のさざれを買ったのは

「幽霊に憑かれた時にペットボトルに封じて捨てるより、水晶に封じる方が確実で簡単だから」

という理由。
 我が家で疲れやすいのはフルーレティ・魅月。
 フルーレティは魅月の中にいるときは魅月に影響をかなり受けている。
 そして何より弱い。
 彼は肉体が成熟してから覚醒している。
 それにたぶん他にもいろいろ事情があるせいで、こっちに持ってきている力は弱い。
 でも彼自身は『光そのもの』と言うわけでいろいろなものを引き付けやすい。
 
 と言うわけで彼に憑いたモノは僕やさくらが始末することになるんだけれど。
 その始末の入れ物に
「水晶のさざれ」
を使おうというわけで。
 幽霊と書いたけれど、相手は幽霊であることは少ない。
 ドロドロとした『穢れ』であることが多い。
 彼は穢れを集めてしまう。
 それは人の形を保てなくなった『元人間』であったり、魔物であったりいろいろだけれどね。
 一番大物は野狐だったけどね
 大物は神狐に進化して我が家のモフモフ仲間入り。
 
 そういえば、ダークウェッブでは幽霊入りのお人形とか売ってるとか。
 15000円くらいで。
 ・・・そんなものが売れるのか?穢れならいっぱいいるんだけどなあ。
 
 最近天然石アクセサリーでも作って売ろうか考えています。
 皇子は破壊神なので、ルエルが作ったやつ。
 んー。一つ二つオークションに出してみようかな・・・。

【日常】野良猫とルエル姫と使い魔。

 ルシフェルと輝きの女神の正当なる子にして、ルシフェルの名を許されたただ一人の存在。
 騎士の中の騎士フルーレティの恋人にして、闇と光をつなぐ至宝。

 姿は薄い光をまとうロシア系の“とびっきりの”美少女だとフルーレティは力説。
 身長は155センチくらい。
 フルーレティの腕の中にすっぽり収まっちゃうけど、巨乳でもっちもっち。
 彼女相手にはフルーレティでも童貞に戻るほど。

 そんな彼女には人間の体(っていうか彼女自身がメイン人格なんだけれど)にいるときは、猫も寄って来る。
 彼女は僕が眠っているとき限定でしか体に戻らない。
 夜中にフルーレティに起こされて、トイレに行ったら廊下に置いてある揺り椅子に猫が。

 

 この子、半年ほど前にきた野良猫なんだけれど、ゴミ屋敷生まれの野良猫で警戒心がすごい。
 いまだになかなか触れないレアな子。
 姫が手を伸ばすと逃げない。
 のびーーーーっと伸びて、グルグルと喉を鳴らしてうっとり。
 ・・・すごい。
 で手を離して寝室に戻ると後ろをついてきた。
 
 ちなみに僕が触ろうとすると、身をかがめた瞬間に逃走。
 ・・・・。
 同じ体なんだけどなあ・・・何が違うんだろうなあ・・・。
 
 我が家では代々黒猫が僕の使い魔になる。
 トイレに行くだけでも、ドアの前で僕に背を向けて待機。
 お風呂でも入ってきて、隅っこで待機。
 家の中にいるときはどこでもいっしょ。
 18年生きた一代目の黒猫が、死の一年前に引退。
 それと入れ替わるように二代目の黒猫が任務に就いた。
 
 現在三匹の黒猫が我が家にいるんだけれど、二代目の黒猫は現在8才なのでまだまだ元気。
 ちゃんと見習いについて、見習いをしていた子が次の使い魔になる。

 ルエル姫は猫と縁がある。
 フルーレティの前にルエルを守っていたのは、ケット・シーの騎士。
 鎧を着た猫でレイピアをもつ猫。
 大きさはルエルの腰ぐらいの背の高さ。二本足で。
 だから姫は犬より猫が好き。
 犬も好きだけれど、そばに置くほどじゃない。
 フルーレティも動物は好きだけど。

 ルエル姫を嫌うものはいない。
 人間を作った神はしらんけど。
 地獄のアイドルなんだよね^^

【悪魔】フルーレティが金髪碧眼である理由


 金髪碧眼であり、狂った堕天使といわれるハシュマルやベルゼブブ、ルシフェルに愛された異端。
 フルーレティは氷属性であり雹を降らせる能力と氷の矢を作り出したり、氷で結界を作ったりする。

 そんな彼なんだけれど、人間界で発動する能力は
「自分がいる場所に雹を降らさない能力」
になっている。
 ・・・隣町で雹が降っていても、彼がいる所にはまったく降らない。
 
 ギリシャ系の白人金髪碧眼美青年で身長は180.
 得意な武器は弓。
 金髪は24金の輝きで、オールバックで後ろで束ねられている。
 憂い顔がセクシーすぎて、Auel皇子に
「どや顔むかつく。あいつは哀しい顔しているときが真骨頂」
と。・・・確かに。

 そんな彼は黒焦げ人型低級魔族の出身だけれど、神の美貌を持って生まれてきた。
 ラファエルがさらりと言うには
「ルエル姫のお母さんの光に被爆したんだろうね」
と。
 女神の光をまるっと受け継いだ魔族。
 色々数奇な運命をたどってきたんだけれど、今はルシフェルの軍を率いている。
 ルエル姫の正当な恋人であり、ルシフェルの愛人。
 
 彼の属性は光そのもの。
 だからこそ、堕天使たちは彼を手に入れようと策略を巡らせた。
 結局サタンの鶴の一声でルシフェルに引き取られたけど。
 フルーレティの光は神の物。
 その光は堕天使の糧となるし、力の源になる。
 彼を奪われたハシュマルとベルゼブブが激怒したのは、そういう面でも無理がない。
 ルシフェルにはルエルという娘がいるしね。
 ルエルは正当な女神の血筋の子だから。
 神の血を引く娘と神の光を受け継ぐ騎士二人を自分のそばに置くなんて・・・というのもあったと思う。
 ハシュマルはフルーレティを愛していたしね。
 相手を引き裂いて血を見なければおさまらないような純愛もある。
 ベルゼブブとルシフェルは、天国を追われた時から敵対している。
 
 胎児の時になぜか女神の光に被爆して金髪碧眼の神の姿と力を手に入れたフルーレティ。
 全身の傷はハシュマルに切り刻まれた傷・・・じゃなくて愛の跡。
 
 どうして彼が女神の光に被爆したのかはわからない。
 
 彼の妹レティシアも金髪碧眼だったけれど、光を引き継ぐことはなかった。
 もともとレティシアは堕天使(非力)であり、天界を追い出された存在。 
 彼女は容姿だけを引き継いだ。
 女の「腐った部分」を煮詰めた性格なのは、もともとなのか・・・なんなのか(多分もともと)

 神の容姿を持つ悪魔。
 異端中の異端であることは間違いない

人間の中に育って人間を観察した皇子が目指す新世界

 皇子は人間の中で生まれて、人間の中で覚醒した。
 人間をつぶさに見て皇子は「次の世界」の構想を練っているようだ。
 ・・・暇だしね。彼。

 彼は闇そのものであり、堕天使と魔族の皇帝となる存在。
 人間の感覚からすれば、魔王そのものだよね。
 今はほぼ監禁状態で妹ルエルの膝枕で本を読んでたりするけれど。
 
 人間を滅ぼすつもりだったけれど、人間を観察して
「許してやろう」
なんてバカや滅ぼす町の一家族だけ救うなんてえこひいきをした神がいるらしいけれど、皇子は
「ん。全部ゼロに戻す。サバの味噌煮ジャム添えみたいな出来損ないの人間は、焼却処分♡」
とのことだ。
 フルーレティも人間の中で人間を見ているけれど、
「愚かすぎて救いようがない。処分に異論ない」
とのこと。まあ皇子に異論を唱えられる性格ではないんだけれど。
 
 すべての幻想生物が共に暮らす混沌を。

と皇子は言っている。

 ヒュドラや怪物どもが人間を食い、妖精が歌い、天使と悪魔がさかづきを交わす。

 そんな混沌を。と。
 妖怪は妖精扱いです。日本の国つ神は引き取るけれど、天津神は還れ。

 でも彼は破壊神であって、創造神ではない。
 創造するのはルエルとフルーレティ。
 でも天国の玉座に座るのは、フルーレティではなく皇子っぽい。
 フルーレティは皇子に仕える騎士になるようなので、光が闇に従うという時代が来そうである。
 皇子自身は
「サタンじぃじみたいに仕事が終わったら、引退じゃないっぽい・・・」
と凹み気味。
 本人は
「全部終わったら神秘学の実験して遊ぶんだ♡」
と言ってたからねぇ。
 光をも支配する闇の皇。
 そりゃ「この上なく価値のある者」の名を賜るわけだわ。
 堕天使はどうなるの?と皇子に聞いたら
「天に帰りたい奴は還れば?あんな窮屈な世界に戻りたいなら戻ればいい。光も闇も関係ない世界になるけどな」
と。
 まあ帰りたがらない堕天使も多いだろうなあ。
 天国は天国で大変そうだしね。

 人間は次世代にいるけれど、今の人間は『絶対に』連れて行かない。
 全部廃棄する
 といっているので、人間どもよ。à dieuはお前らにはないです。はい。

 あと自称天使と自称悪魔、聖職者は拷問の上廃棄だそうです。
 拷問は娯楽♡

【前世】お姫様が庶民に生まれ変わったら-家事編-

 地獄で最も愛され、身分の高い姫君であるルエル。
 彼女は人間の世界に生まれ変わり、魂の戸籍は人間界にある。
 彼女が貧困層の人間に生まれ変わり、で騎士であるフルーレティと結婚して人間界にいる。
 難しい話は抜きにして、そんな彼女のお話。

 彼女が人として生きていたころ。
 まだ人間の体をAuel皇子と共有していなかった頃。
 フルーレティの器である魅月と結婚したけれど、家事全般ができず。
 ご飯だけは作れたのは、味をコピーする才能、味の足し算、感覚を与えられていたからだと思う。
「家事はできないけれど、料理だけは」
と思われたのかもしれない。
 掃除や洗濯が苦手。
 それをラファエルに相談したら
「だってお姫様だもの。まず家事というものが存在するという概念さえないもの仕方ないわよ」
と。
 ・・・だよね。
 いろいろな時代を転生してきたけれど、姫の意識が覚醒したのはこの世だけ。
 でも考えてみると、
「家事をする」
という状況に置かれたことがないんだよね。
 料理ぐらいはしたかもしれない。覚えてないけれど。

 前世の価値観も思いも経験も、引き継いで生まれてしまったから?家事というものに対して
「どうしていいのかわからない」
んだよね。
 万物の理に対して、ある程度の理解を得る権利は与えられている。
 だけれと家事についてはわからない。

 理を知らなくても家事の極意を知ることが「主婦」なら主婦にはなれない。
 主婦、君主の娘。
 共通点は女っていうことだけなのかもしれない

 フルーレティは
「掃除は適当でいいよ」
といってくれる。・・・それでもヘルパーさんに教えてもらって多少はできるようになったけれど。
掃除って難しいよね